格安航空券って?? | なでブログ ~ 貧乏旅行記と旅行情報と台湾の色々について

格安航空券って??

航空券と聞いて、恐らく最近では、格安航空券という言葉を思い浮かべる人が多いでしょう。でも、格安航空券って言葉も曖昧だし、いまいち実態を把握していないで、買っている人が多いような、少ないような気がします。

ですので、「賢い格安航空券選び」なんて事を書きたいと思います。
幾らかの有益な情報をお伝えできればと。無知は損ですから。

第1回目は、航空券の基本です。
これは、難易度1くらいですね。ただこのこと理解無しには、前に進めません。

航空券は、大きく分けて3つに分けることが出来ます。
1.ノーマル
2.PEX(ペックス)
3.IT(俗に言う格安航空券)


ノーマル航空券は、その名の通り、全くディスカウントが無いチケットです。難しい話は省きますが、これは、航空会社、期間、ルート、国は、基本的に関係なく、どこで買っても同じ値段です。ですので恐ろしく高いです。このチケットは、バブル期には、世界中を無意味に飛び回るビジネスマンが使っていたもので、現在使う人は皆無でしょう。(エコノミークラスに限ってです。ビジネス、ファーストクラスを利用するリッチな人が世の中には沢山いますから)

PEX航空券は、各航空会社が販売する正規ディスカウント航空券です。これは、各航空会社一生懸命考えて、ユニークなネーミングをつけていらっしゃるので、分かり易いもので言えば、「JALゴクウ」、ANA「GET」等のことです。最近では、航空会社の方も考えて上手く売ろうと早割りや超早割り等と格安航空券との差別化を図っているのですが、日系航空会社にこだわらない人にとっては魅力的な値段にはなっていないようです。それに、早割りの旅行者にとってのメリットは、安い(早割りではない航空券に比べて)ですが、航空会社にとってもメリットがあって、それはキャンセルが多いという事です。キャンセル料は2~3万円と高いですので、キャンセルする旅行者を見込んで安くしているということです。

そして、問題の格安航空券です。格安航空券は、良く説明される方法として、ツアー造成用の航空券で、各航空会社が、旅行会社に販売をしているとされますが、実際には、ツアーとは関係なく、航空券のみで、個人旅行者は利用しているのですから、説明としては不十分です。結局は、(見た目には分かりにくいですが、)格安航空券は、初めから航空券でのみ販売するものと、ツアー用と分かれています。航空会社と旅行会社の間では、格安航空券のみの販売を前提に料金が設定されています。

 次回は、各航空券のメリット、デメリットについてです。

 ※ノーマル航空券とPEX航空券との間には、IATA PEX(イアタペックス)航空券と呼ばれるものがあります。これに関しては、あまり需要が無いのが確かですが、ビジネス旅行者さんにとってはメリットがある場合があります。使われる場合として、格安航空券やPEX航空券ではカバーできない場合に使われます。使われ方として、数都市を全て直行便で繋ごうとした場合にノーマル航空券より安く済むことがありますが、ノーマル航空券と異なって、旅程や日程の変更は出来ません。また、ルールが非常に複雑で、またノーマル航空券の方が安かったりすることもあります。